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宝塚歌劇花組公演 『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』 感想(1) [宝塚歌劇]



メガステージ 『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』
 

作・演出/齋藤吉正
作曲・編曲/甲斐正人、青木朝子、手島恭子
音楽指導/御﨑恵
振付/羽山紀代美、若央りさ、AYAKO、瀬川ナミ、KENTO MORI
装置/國包洋子
衣装/加藤真美
照明/佐渡孝治
音響/大坪仁
小道具/増田恭兵
歌唱指導/楊淑美
演出補/鈴木圭
舞台進行/青木文


蘭寿とむ最後のショーは、若々しく、眩い光にあふれた超絶舞台(メガステージ)でした。

まずは、作・演出を担当された齋藤吉正先生が公演プログラムに寄せた挨拶を引用します。

蘭寿とむ。

82期生として宝塚音楽学校を首席で卒業。その年平成8年春の月組公演にて初舞台を踏みました。例年趣向が凝らされる初舞台生のラインダンスですが、その年のテーマは"騎士"でした。(中略)

そんな可愛らしい騎士団のリーダーだった"とむ"。時は過ぎ、彼女は本物のナイト(騎士)に成長を遂げました。歌に踊りに芝居に…全てのジャンルで同期やライバル達を凌駕してきた"とむ"ですが、その足跡は決して平坦なものではありませんでした。(中略)

宝塚の伝統的な芝居やショーの二本立てから海外ミュージカル、そしてゲームの舞台化など彼女ほど様々なジャンルを確立したスターもいないでしょう。"とむ"はまさしく歌劇100年の歴史に"無限"の可能性と"夢眩"の宝石を置き土産に"夢の殿堂"を卒業していきます。

(公演プログラムより抜粋引用。改行は筆者による)


齋藤先生の、蘭寿とむに対する深い敬愛の念と強い信頼を感じる文章です。齋藤先生なりの、蘭寿への愛を込めたラストショー。

初見の感想は、「らんとむ、きっとキチマサに色々言ったんやろうなぁ~」でした(笑)。どの場面がどう、というわけではなく、何となく感じた直感なので、外れていると思いますが。毎度のごとく趣味に走ってはいるものの、ちょうど良いところでうまくブレーキがかけられているような印象です(笑)。

個人的には、らんとむの新しい挑戦や、トップになってからの本公演では観られなかったらんとむを堪能できたので、満足です。

そりゃ、作品としての完成度や熱狂度は『Mr.Swing!』や『CONGA!!』には敵いませんが、最後の最後まで新しい挑戦を与えられ、それに挑む蘭寿とむの姿を観られたのは幸せなことでした。目の前に挑戦があればあるほど、想像以上の輝きを見せてくれる人なので。

そして、何よりもいちばん良かったのは、コスプレガールズがいなくなっていたことです(笑)。

『BLUE MOON BLUE』(2000年)ではウサギ。

『満点星大夜總会』(2003年)ではパンダ。

『Misty Station―霧の終着駅―』(2012年)ではオウム。

ストーリーテラー的に毎回出てくるコスプレガールズは今回も出てくるのかと、私としてはそれだけが恐怖でした(笑)。

結果的には、プロローグの「夢眩蜘蛛」がそれらしい感じでしたが、吟遊詩人らんとむに退治されてその後は出てこなかったので、安心しました。(そして、「うん、きっとらんとむ、ここはキチマサに頼んだね…」と微笑みました)

それでは、ひとつひとつの場面を思い出して、感想を書き留めていきます。


* * * 


1st Stage MUGEN SPIDER
音楽/青木朝子
振付/AYAKO

開演5分前に緞帳が上がり、別緞帳が登場しますが、大劇場公演では毎回、ざわめきが走っていましたね(笑)。銀河系を思わせる背景に、「宝」「塚」「夢」「眩」と何とも言えない字体で書かれた4つの円が浮かび上がります。

巷では「ドラゴンボール」だの「里見八犬伝」だのと物議をかもしていたこの別緞帳には、銀河系の星屑を集めて描いたかのような「∞」が緞帳いっぱいに点滅する仕掛けもあります。

言葉では説明しにくいので、わたくしが敬愛するブロガーさまより、図をお借りしてまいりました。


httpnights-entertainment.blog.so-net.ne.jp2014-02-16.jpg

Special Thanks;「健全な夜のおたのしみを求めて」By夜野愉美さま

いや~…こちら、夜野さまの記事「バレンタイン・スノーの強行軍」で初めて拝見した時も大爆笑でしたけれども、実際に劇場で目の当たりにした時も盛大に吹きました。今はすっかり慣れてしまって、ボ~ッと眺めながら食事もできます。すごいでしょ(←自慢にならない)。

一度、エイター(関ジャニ∞ファンの総称)の友人と観劇したのですが、プロローグで∞マークが激しく点滅を始めた瞬間、友人は大爆笑でした(笑)。

結果的に、「∞」マークの点滅は大活躍だったものの、謎の文字は開演前のみの登場でしたので安堵しました(笑)。

さて、本編の感想へ参りましょう。

エレキギターをかき鳴らすようなロック調の音楽が始まると、蘭寿とむの開演アナウンスとともに黒とピンクのスパイダー風衣装を身にまとった娘役が銀橋に。首から背中につけて着けているケープが蜘蛛の巣のようになっています。不気味なのにカッコいい娘役のダンスに釘付けです。

この場面は、どうやらかつて栄華を誇った「夢眩宮殿」を「夢眩蜘蛛」たちが征服している…という状況のようです。

そして銀橋の真ん中から、明日海りおが登場!!眩いばかりのスターっぷりです!!

一番スポットの照明を完全に跳ねかえしていましたからね、みりおくん(明日海)。この場面を見た時、「あ、次の花組は大丈夫だ」と思いました。


2nd Stage MUGEN DREAM
音楽/青木朝子
振付/AYAKO

明日海率いる夢眩蜘蛛たちは、歌いながら銀橋から本舞台へ。まだ照明が暗い本舞台には、多くの出演者がすでにスタンバイしていますが、蜘蛛さんたちの呪縛に苦しめられている様子。

そこで盆セリが回り、ほのかなライトの向こうに浮かび上がるのが、我らがトップスター、蘭寿とむ!!

紫色のマントに孔雀の羽根があしらわれた帽子をかぶっています。次の衣装の影響もあるのでしょう、首元が若干詰まり気味なのが、超絶(メガ)かわゆす(笑)。

吟遊詩人(蘭寿)の歌声で夢眩蜘蛛の呪縛が解け、夢眩宮殿が復活する…という流れのようです。明日海扮する夢眩蜘蛛は、吟遊詩人の歌声に力を失い、セリ下がっていきます。

ここで衣装が変わり、一気に本舞台が明るくなります。

「My Infinity!!」の掛け声とともに登場するのが、イエローゴールドの衣装に早替わりした蘭寿とむ!髪形を「∞」風のリーゼントにしているのですよ!カッコいい!!

戦隊モノのようにノリノリの主題歌が始まり、蘭寿とむが踊りだします!

もうね、この瞬間に蘭寿さんから発せられる光というのかオーラというのか、エネルギーが凄いです。立ち位置としては本舞台の奥の方なのに、それでも2階の天井席までも到達し、劇場中が包まれる表現しがたい空気。この瞬間だけで、「ぶわあっ(´;ω;`)」って涙があふれます。

この時、明日海がセリ下がった後にはセリ穴がぽっかりと空いています。「クリスタルのようなSky♪」と歌うタイミングで、ものっすごい笑顔で「蘭寿、セリ穴よけまーすっ!」って感じでセリ穴を避けて通り、本舞台センターへ躍り出るらんとむが大好物です(笑)。

さらに銀橋を渡るのですが、ここは特に上手席から観るとたまりません。圧倒的な笑顔、圧倒的な存在感。最初に感じた光がどんどん近くなって、本当に眩しくて眩しくて…。蘭寿の笑顔はなぜこんなにも強く、優しいのでしょう。

衣装は新調らしく、トップコンビはイエローゴールド、他はシルバーと青を基調に、軍服をアレンジした衣装。男役はイケメン度5割増で、めっちゃくちゃカッコいい!娘役はエリザベスカラーがアクセントになってすっごく可愛い!!

銀橋を渡り終えた蘭寿は、いったん袖へ。この時、自分がいちばんに引っ込むのではなく、同じ袖に引っ込む下級生の後にくっついて入っていくのが、何故かツボです(笑)。



続いて歌うのが、蘭乃はな。エリザベスカラーに高めのポニーテールで、髪形がめっちゃ似合っています!

女神サマを守るかのように踊るのが、花組が誇る最強イケメン軍団!最近、わたくしの心をつかみつつある瀬戸かずやにロックオンです(笑)。

瀬戸くんは、思い切りの良いダンスをする人ですね。ジャンプする時は誰よりも高く飛ぼうとしているし、手も、どこまでも伸ばそうとしている。あとは、ダンスによってもう少しコントロールが出来ると、もっと素敵な男役になりそう。

それから彼は、「手の甲」の表現力が、半端ないです(笑)。何だろう、手の甲があんなに雄弁な人って、見たことない気がする(笑)。

瀬戸くんはしゃかりきに踊っている時でも、その場面でシンを張っているスターを必ずちゃんと見る瞬間があるんですよ。自身のアピールだけでなく、メインを盛り立てる意識も忘れていないのが良いと思いますね。



続いて登場するのが、今や花組の精神的支柱、望海風斗。お芝居のゲス男はどこへやら(笑)のショースターっぷり。だいもん(望海)、マジ王子様~☆

望海が銀橋を渡っている間、後ろの本舞台は娘役ちゃん祭り。中でも、桜咲彩花、仙名彩世、華雅りりかがセンターで三角形を作りながら本舞台中央へ進んでくるダンスがすごくキュート!



次に登場するのが、華形ひかる&桜一花の85期コンビ!

一瞬、清涼な空気で引き締まった後、銀橋からは再び熱気に包まれます。2人の、合っているのか合っていないのか判断しがたいハーモニーが好きです(笑)。

みつる&一花が銀橋で歌っている時に、本舞台の出演者が隊形移動して「∞」の人文字を作っているのもツボ!あれ、ホント凄い!!



続いて本舞台から登場するのが、芹香斗亜、瀬戸かずや、鳳真由の3名。今をときめく花メン達☆

1フレーズずつ歌った後、3人の合唱がちょっとだけあるのですが、「見せてやるよ 俺たちのメガステージ 夢眩 Dream!」という歌詞が、この3人に合っていてニマニマしちゃいます。

3人とも、それぞれにアピッているのが微笑ましいわ~!若手なのに「見せてやるよ 俺たちのメガステージ」ってイキがっているのが、「ぷふっ」って感じでちょっと恥ずかしいわ~☆

フィニッシュで「夢眩 Dream☆」と、盛大にキメまくる3人(もとい瀬戸くん)を見ていたいのですが、この瞬間、オペラグラスは上手袖を向いてしまうので、最後のキメを見られないのが残念なところではあります…。

だって、「Dream☆」のタイミングで、絶対本命のらんとむが上手から出てくるんだも~ん☆



蘭寿と明日海による、2人のダンス。

前場と同じ衣装ながら、両肩に烏羽玉色の羽根を背負って登場する蘭寿さん。ちょっと前のめり気味の姿勢で舞台に走り込んでくる姿に、いつもときめきます☆

キレッキレのダンスに、肩羽根の動きもキレッキレです(笑)。本当に、「ピシュッ!ピシュッ!」って音が聞こえるんじゃないかと思うくらいに(笑)。

やがて、トップコンビを中心とした5組のデュエットダンスへ。手を繋ぎ合ってターンしながら、娘役がくるるーんとしゃがんでいく、「地上デススパイラル」みたいな振りが、すごーく大好きです!(←余計にわかりにくい)

ここで歌うのは、彩城レアと芽吹幸奈。心地よい歌声です。蘭寿と同じくこの公演で卒業となる彩城、もっともっと、その歌声を聴かせてほしかったなぁ…。芽吹は安定感のあるソプラノ。

「Go!」の掛け声とともに、総群舞へ!スターが銀橋を埋め尽くす様子は、さながら銀河系のような眩さです!「∞」を連想させる振り付けもたくさんあって、テンション上がります☆最近では、自分も客席で一緒に∞作りそうになっていますから(←迷惑)。



総群舞が終わると、蘭寿と蘭乃が銀橋に残り、もうひとつの主題歌「無限の愛」をアップテンポで歌います。

「遥か旅路を~♪」と歌う蘭寿を見つめながら、ヒラヒラ・ピョン☆ヒラヒラ・ピョン☆と踊る蘭乃がツボです。←わかりにくすぎる(笑)。

ここで客席降り。2階の後方席での観劇ですと、蘭寿の姿は見えなくなってしまうのですが、羽根は見えるのですね。その羽根がまた、「ピシュッ!ピシュッ!」って切れ味鋭い動きをしているので、「あ~、らんとむ、今日も機敏やな~」と想像しながら歌声を聴いています(笑)。

客席から銀橋に上がる時、まず先に蘭寿が上がるのですが、すぐにサッと振り返って、ものっすごい爽やかな笑顔で蘭乃に手を差し出すんですよ~!あの笑顔、反則!!

銀橋下手までいった2人がポーズすると、曲が変わります。上手花道を2人で指差してから退場するトップコンビが超絶ラブリーです。


3rd Stage MUGEN TOURS
音楽/青木朝子
振付/若央りさ

往年の名曲「Vacation」のメロディーに乗って元気よく登場するのは、華形、望海、芹香の3人。カラフルなジャケットに派手な柄のシャツ、デニムにブーツと言う格好で、元気よく歌います。下手からは添乗員の制服に身を包んだ芽吹と紫峰七海、大柄な婦人(悠真倫、天真みちる、羽立光来)らが登場~。どうやらみんなで、バケーションツアーに行く模様。

ここで望海が着ているジャケットは、『ファンキー・サンシャイン』(2010年)で蘭寿が着ていたのと同じですよね!

バケーション先(=本舞台)に到着して浮かれていると、パステルグリーンの可憐なドレスに身を包んだ美女(桜一花)が登場。これがまた、本当に愛らしくてキュートで…桜一花、奇跡の花組最上級生娘役…!!

実は、桜の正体はスリ。望海を惑わせているうちに、3人のスーツケースを盗んでいってしまいます。



お腹が空いたツアーの人々は、お魚を釣り上げることに。ところが釣り上げたのは、マーメイド(蘭乃、桜咲、華雅)でした~!

蘭乃は裾がにボリュームのある、ピンクの総ラメのマーメイドドレス。桜咲と華雅はブルーと白を基調にしたドレス。

セリ上がってくる時に、桜咲が誰にともなく、宙に向かって軽やかに投げキッスをするのですが、これがまた清純な色気があるのです。その後、覗き込んできた望海にも投げキッスをする桜咲。だいもん(望海)でなくとも、あれは恋に落ちるよ!べーちゃん(桜咲)、マジで世界のマーメイド…!!

この後、婦人(悠真・天真・羽立)も交えて総踊りになるのですが、ここは文句なしに楽しいです。

婦人とマーメイドが旅人を巡っていがみ合ったりするのですが、この時のらんちゃん(蘭乃)のはっちゃけぶりが凄いです。らんちゃん、よくあの裾がボリューミィなマーメイドドレスで飛んだり跳ねたりできるなぁ…。



マーメイドと旅人がカップルになり、「Vacation」を歌いながら銀橋へ。と、そこにスーツケースをバゲージカートに乗せて運んでくるのは、先ほどの美女(桜)。

桜と悠真・天真・羽立は桜とともに下手花道へ入るのですが、毎公演、ここでいろいろやっているんですよ~。

一花ちゃんがバゲージカートに乗って、婦人たちに押してもらったり、逆にまりんさんがカートに乗って、一花ちゃんが泣きながら押して行ったり、2人で仲良く座って、残りの天真や羽立が押して行ったり。

銀橋ではマーメイドと旅人たちが歌っているのに、私はいつもこっちの攻防ばかり見ていました(笑)。

さて、ここで下級生たちによるラインダンスがあります。通常だと、ショーのフィナーレ部分で導入されることの多いラインダンスですが、このショーではかなり早い段階。しかも、銀橋にはスターが並ぶ中でのラインダンス。

個人的には、この演出は微妙だな~と思いました。ラインダンスは、まだ目立つ役をもらえない下級生もスポットライトを浴びる唯一の機会です。それを、まるでスターの背景のように演出してしまうのは凄く気の毒だし、配慮不足です。

若手スターがロケットボーイとして登場し、ラインダンスをリードするという演出もあります(蘭寿も、『TAKARAZUKA舞夢!』で勤めたことがありますね)。しかし、今回はトップ娘役はじめ、組でも格上のスターが同じ場面に何人も出ています。そうしたら、観客はどうしてもそちらを観てしまいますよね。

実際に、この公演で宝塚歌劇を初めて観たという私の友人は、「宝塚は、ショーでラインダンスが必ずあるって聞いていたけど、どこであったの?」と私に質問をしてきました。ほら、この場面で…と答えると、「え?あそこでラインダンスしてたっけ?スターさんしか観てなかった~」と。

ラインダンスは、ラインダンスだけを見せる演出を考えてあげてください、キチマサ先生!


4th Stage MUGEN CITY
音楽/手島恭子
振付/KENTO MORI

マイケル・ジャクソンやマドンナの専属ダンサーとして活躍しているダンサー、ケント・モリ氏によるダンス場面。

少なくとも私の周囲では賛否両論が分かれた場面でしたが……私は、凄く、凄く大好きな場面です!!

やっぱりらんとむって、ものすごいリズム感と音の乗り方ができる人だー!!って、あらためて感服したので。

人間と狼の血が流れる銀狼(蘭寿)が、歓楽街で盲目の少女(朝月希和)と出会いひとときの安らぎを得るが、歓楽街の悪党たちに狙われ…という感じの場面です(ざっくり)。

人間と狼の血が流れているのかぁ…らんとむ、「おおかみこども」だったんだぁ…と思ったのは私だけではないですよね?ね?!(←君だけだ)

まずは下手スッポンから煙とともに登場する蘭寿。歌舞伎の手法を使って、「人間ではない者」が登場したことを示唆します。

光があたった瞬間の、顔の美しいこと。まさに「この世のものではない」美しさです。

蘭寿が銀橋で歌うのは、プロレスラー・武藤敬司の入場テーマ曲「SYMBOL」。スピード感があって、ドラマチックで、それでいて闘争心をかき立てられるような、すごくカッコいい曲です。そして本舞台ではすでに、ものっすごいダンスが繰り広げられています!

もうね~、ここの場面は、月央和沙を見つめるのか、瀬戸かずやを追いかけるのか、冴月瑠那を見るのか、いやいや蘭寿さんロックオンでしょとか、ものすごい葛藤とせめぎあいが私の中で激しく繰り広げられていて大変です。

でも、この場面で私の心をもっとも激しく撃ち抜くのは、ダイナミックにして華麗なるコートさばきを見せる組長・高翔みず希という、まさかのミラクル(笑)。しかも組長、ヒゲが超絶(メガ)似合ってる!

ケント先生の振付、KAZUMI-BOY先生とはまた違うカウントの取り方ですよね。とにかく全てのカウントにダイナミックで細かい振りがついているので、一瞬振りを間違えたり飛ばしたりしたらもう追いつけなくってしまうような。

ロックダンスの要素も入っているので、女性はほとんど使わない筋肉を酷使していると思います。それを難なくこなして、しかも2公演も踊るって…タカラジェンヌのプロ意識と根性に、あらためて感服します。

本当にね…ここはね…

月央と瀬戸がカッコ良すぎて吐きそうです(笑)。

月央は髪をモヒカン風にしていて、どんなに攻撃的なダンスを踊っても、どこか余裕があり、安定しているんですよね。絶対に芯がぶれないの。あの場面のダンサーの長として、ものすごく場面を引っぱっています。

瀬戸はね、あれはね、アカン(笑)。カッコよすぎてアカン(笑)。あれはもう、何かが滴っているとかダダ漏れているとかのレベルじゃないです。撒き散らしてます、あのヒト(爆)。撒き散らされた何かが身体に付着したら、きっとその部位が焼けただれると思います(←真顔)。

特に、仙名彩世と2人で、下手でライトを浴びて踊るシーン。あれはねー、見ちゃダメです。見たら最後、釘付けになってしまいます。わざと襟元をつかんでぐーっと外側に引っぱって見せたりする振りなんて、鬼畜のなせる所業ですよ。

などなど、他の出演者に目を奪われそうになりつつ(←実際奪われているけどw)、銀橋のらんとむからも絶対に目を離してはいけません!

個人的に好きなのは、銀橋のラスト部分「救い求める声♪」で見せる、ピョン、ピョン、ピョンというステップ。カッコいいのになぜかカワイイ!おおかみこどもっぽい☆(←もう忘れなさい)

その後、ムーンウォークをしながら朝月にぶつかるうっかり者な蘭寿が、お茶目でかわゆす♪(←振付です)



ここで、銀狼の影として水美舞斗がセリ上がり、竹内力の「リーゼントブルース」をソロで歌います。キーが低すぎて、水美もかなり苦労していたようですが、だいぶ歌い込んだのか、東京ではとても聴きやすくなっていました。

蘭寿、明日海、高翔の駆け引きっぽい場面がすごく好きです。朝月を真ん中に、3人が牽制しあいながらその周りを回るのですが、何とも言えない緊張感。また朝月も、手を伸ばした先に蘭寿がいた時は微笑み、逆に明日海や高翔の場合は不安あ表情で手を引っ込めるのですよね。細かい動きが印象的でした。

本当に、このダンス場面の蘭寿は、どこを観てもカッコ良くて、キレがあって、鋭くて…。とにかくその細かくて鋭い動きを見落とさないように、必死で追い続けるしかできません。

とか言いつつ、時々ものすごい勢いでオペラグラスにフレームインしてくるよっち(月央)や瀬戸くん、美しすぎる側転で魅せる華耀きらりや仙名彩世、相変わらずコートを華麗にワッサワッサさばいている、ヒゲの組長に心を持っていかれそうになっているのも事実です(笑)。

公演DVD、この場面はアングルビジョン作ってくれないかな~。蘭寿アングルと明日海アングルは必須。そして、「高翔アングル」「月央アングル」「瀬戸アングル」「華耀アングル」「仙名アングル」は絶対に絶対に必要です!!むしろ、「J-BOY」役は全員分のアングルを作ろう、宝塚クリエイティブアーツ御中!(←少年の主張2014)

ここで明日海と対峙して、「ダン、ダン、ダダダン、ダダダダン、ダダン!」という音が入っていったん曲が終了します。実はこの部分、関ジャニ∞の「あおっぱな」 のイントロによく似ているんですよ(←意見には個人差があります)。初見の時、「え?もしかして、∞マークだけじゃなくて、曲でもエイトと競演しちゃうの?」と場違いに ワクワクしていたのは、他ならぬこのわたくしです(笑)。



なんだかんだで顔役と悪党をやっつけた銀狼・らんとむ(←適当)。再び彼は新たな旅に出るのでした…。

ここで再び、蘭寿の銀橋。歌うのは「EXTRA STATUS」。プロレスラー・森嶋猛の入場テーマ曲です。

…えーと、あれなの?キチマサはプロレスが好きなの?(←もはや呼び捨て)

プロレスのテーマ曲を宝塚のスターに歌わせるって、大胆な発想ですね。そして難なく歌い上げてしまう蘭寿に惚れ直しちゃいます☆(←臆面もない)

でも、今回は蘭寿だったから何とかなったものの、スターさんによっては全くハマらない人もいるでしょうから、そのあたりは演出家として見極めが必要でしょうね。

歌い終えると、正面ムーンウォーク、そして後ろ向きムーンウォークを披露する蘭寿。大劇場ではかなり踊りにくそうでしたが、回数を重ねるごとにスムーズに、柔らかになっています。

下手袖で最後のフレーズを歌い上げると、まるで障子を開けるかのような動きなので、私はひそかに「障子開きダンス」と呼んでいるのですが…すみません。ここのダンス、すっごく大好きなのです(←だったらもっとマシなネーミングを考えよう)。

大劇場公演では、この場面は銀橋下手でされていたんですよね。東京公演から下手スッポン付近での動きになりました。途端に蘭寿の動きがダイナミックになり、さらに見ごたえのあるシーンに。銀橋は落下の危険がありますから、どうしても動きが制限される事があったのでしょう。

こうして、舞台を重ねるごとに進化し、深化していく蘭寿の姿を観るのが、本当に本当に大好きです。


* * *


ここでいったんアップします!

…夏休みの宿題は、ラスト3日間で一気に終えるタイプでした(←今さらどうでもいい告白)。


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