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奇跡のような 君との日々よ ~蘭寿とむとワタシの道~ [宝塚歌劇]



別れの時が、迫っております。

勝手な思い出がたりですが、蘭寿とむとの思い出を書き留めておきます。蘭寿とむが出演した舞台をざっとご紹介し、徒然にひとりごとを…。どなたか、耳を傾けてくだされば幸いです。

なんか…すごい記事タイトルをつけてしまった…[あせあせ(飛び散る汗)] 図々しくてスミマセンッ!!


DS:ディナーショー
DC:シアター・ドラマシティ
バウ:宝塚バウホール
東宝:東京宝塚劇場


★1996年★


3~5月『CAN-CAN』(初舞台)
6~8月『ハウ・トゥー・サクシード』(新人公演)タッカベリー
12~1997年1月『香港夜想曲』
(バウ)

初舞台の年ですね~。この時期はヅカファンを小休止しておりましたが、毎月本屋さんで「グラフ」と「歌劇」の立ち読みは欠かさないという、ある意味タチの悪いファンでした(笑)。

どちらの雑誌でも、春には「初舞台生特集」が組まれるのが恒例です。「歌劇」には初舞台生の芸名・顔写真・簡単なプロフィールが、「グラフ」には初々しいポートと一言メッセージなるものが掲載されます。他にも「歌劇」では、初舞台公演の主役を勤めるトップさんと入団席次1~5番までの初舞台生による対談も載ったりします。

おそらく、「グラフ」の方で初めて「蘭寿とむ」の名前を目にしたと思うのですが・・・(首席なので真っ先に目がいく)。
「ヤンさん(安寿ミラ)に憧れてるんかなぁ~」と思うと同時に、「と、とむって!! しかも平仮名でとむって!いや、カタカナにされても困るけど!(ノ∇≦*)アイヤー☆」と、本屋で突っ込みまくっていた事を思い出します。…ほんまにごめん、らんとむ…。

芸名の由来をきちんと知ったのは、これから6年後の事でした…。


★1997年★

2~3月『失われた楽園』(新人公演)マイク
4~5月『君に恋して ラビリンス!』
(バウ)
7月 第3回アキコ・カンダ レッスン発表会『DANCIN'~AKIKO~』(バウ)
8~9月 『ザッツ・レビュー』(新人公演)福岡
9月 チャリティ・スペシャル『タカラヅカ・フォーエバー』
10~11月 『白い朝』
(バウ)りゅう
12月 東京宝塚劇場サヨナライベント『アデュー・東京宝塚劇場』
(旧・東京宝塚劇場)

この年は、まったく宝塚に足を運びませんでした…。

『君に恋して ラビリンス!』で、今では振付師・ANJUとして知られている安寿ミラが振り付けした、スーツ姿でポケットに手を入れたまま踊るというダンスシーンがあったらしく、後年、「タカラヅカ・スカイ・ステージ」の番組でヤンさん(安寿)にそのシーンがいかにカッコよかったかについて熱弁をふるうらんとむは、めっちゃ可愛かったです(笑)。

歌劇の定番コーナー「楽屋日記」を初めて担当したのも、この年。スクラップブックにも掲載されていますが、実はこの時の楽屋日記のことは、すごく覚えているのです。

内容は全く覚えていないのですが(笑)、文章を書くときの基本知識がきちんとしている人だなぁと、すごく感心したんですよね。下級生だと、上級生に気を遣ってか「□□さん(←愛称)さん[○○さん(←芸名)]」とか、ハートマークや☆マークをやたら書き込んで、かえって読みにくい…ということがありがちなのですが、らんとむの楽屋日記は、文字だけで構成されていて、スッキリと読みやすい文章だったのです。「うわぁ、ちゃんとした新人さんやなぁ」と感心したのでした。


★1998年★

2月『ザッツ・レビュー』
(中日劇場)静岡
5~6月『SPEAKEASY』
(新人公演)ジャン、『スナイパー』
7月『真矢みきスーパーリサイタル MIKI in BUDOKAN』
(日本武道館)
10~11月『Endless Love(バウ)アリフ

『SPEAKEASY』から、宝塚観劇が徐々に復活していきますが、この頃はまだ、まーったく眼中にありませんでしたね(おい)。

『Endless Love』は、ポスターをよく覚えています!映画『タイタニック』と瓜二つのポスターデザインだったのですよ。ちなみに児玉明子先生のバウデビュー作。そっかぁ…児玉先生、この頃から(以下、お察しください)。


★1999年★

1~2月『夜明けの序曲』
(新人公演)櫛引弓人
3月 愛華みれDS『LA GARE』
(ホテル阪急インターナショナル/パレスホテル/ホテルナゴヤキャッスル/呉阪急ホテル)
5月 TCAスペシャル1999『ハロー!ワンダフル・タイム』
8~9月『タンゴ・アルゼンチーノ』
(新人公演)ジャン、『ザ・レビュー'99』
10月『第三回 宝塚狂言の会』
(バウ)

この年は花組さんを全く観劇していないので、スミマセン…。

でも、グラフに掲載されたTCAレポの「『こんな豪華な光りものつけるの初めで!』浮かれるぱしり達」写真(スクラップブックにも掲載)は、すごくよく覚えています!

瀬奈じゅん(後の月組トップスター)が確か執筆担当者で、「『こんな豪華な羽根飾りつけるの初めて!』喜ぶ姐さん」という大鳥れい(当時の花組トップ娘役)の写真と対で掲載されたものだったんですよ。ぱしりまでもが豪華すぎる顔ぶれ(笑)。


★2000年★ 

2月『タンゴ・アルゼンチーノ』
(中日劇場)オットー、『ザ・レビューⅣ』
4~5月『源氏物語 あさきゆめみし』惟光/(新人公演)刻の霊、『ザ・ビューティーズ!』
6~7月『宝塚 雪・月・花』『サンライズ・タカラヅカ
(ドイツ・ベルリン)
9月 TCAスペシャル2000『KING OF REVUE』
9月 伊織直加DS『LOVE BEAT~愛の鼓動~』
(宝塚ホテル/東京會舘)
11~12月『ルートヴィヒⅡ世』(新人公演)グッデン博士、『ASIAN SUNRISE』

グラフに掲載された『あさきゆめみし』時の刻役の写真と、ベルリン公演特集で着ている82期Tシャツ写真は、なぜかすごく印象に残っています。

『ルートヴィヒⅡ世』は、私が宝塚観劇本格復帰を果たした思い出の舞台です。懐かしいなぁ~。とは言え、この頃は春野寿美礼(後の花組主演男役)や瀬奈じゅんにばかり目が行ってしまって…(汗)。

『ルートヴィヒⅡ世』で、ワーグナー(星原美沙緒)とルートヴィヒ(愛華みれ)を糾弾するジャーナリストの役は、印象深いです。彩吹真央と上下でシンメになり、それぞれが歌で掛けあいを見せていくのですが、それによってワーグナーやルートヴィヒがどんどん追い詰められていく…という迫力のある場面となっていました。



『Asian Sunrise!』は、今でも好きなショー作品のひとつ。肩を出した衣装を着るらんとむが見られる、数少ない作品のひとつです(笑)。

バリ舞踊の場面で、メインキャストをリフトする場面があり、「立派な鎖骨をしている人がいるなぁ」と思って調べたら、らんとむでした(笑)。


★2001年★

1月 瀬奈じゅんDS『VIRTUAL GUY!』
(ホテルグランドパレス/宝塚ホテル)
4月『マノン』(バウ)レスコー
6月 TCAスペシャル2001『タカラヅカ夢世紀』
7~8月『ミケランジェロ』ニッコロ/
(新人公演)ミケランジェロ ※新人公演初主演、『VIVA!』
8、9月 愛華みれDS『Felicita Arcobaleno』
(ホテル阪急インターナショナル/パレスホテル)
12月『カナリヤ』(DC)ディジョン

蘭寿とむとワタシ、ついに邂逅の時を迎えます…!

『ルートヴィヒⅡ世』で、瀬奈さんのにわかファンになったわたくし(←アサコさん、ごめん…)。その瀬奈さんがバウホール初主演を果たした『マノン』で、2番手格として出演していた蘭寿とむ。

この時はバウホール公演が完売で、なぜか血迷って東京公演のチケットをゲットしたんですよ(笑)。2階席上手の最前列でした。思えばこれが、人生で初めてのカンゲキ遠征だったような気が…。

それで、ようやく蘭寿と邂逅したワタクシですが…。

実は、この時は撃ち抜かれなかったんですよ(汗)。

最後の「ハチの巣になって死ぬ」場面はめっちゃ覚えていて、「下級生にしては死ぬのが巧い人やなぁ」と感心した記憶はあるのですが、ここで墜ちたという感覚はありませんでした。

だって……(当時の私には)役柄が濃すぎたのと、熱苦しすぎたんだもん…(爆)。今ではすっかり「熱苦しいらんとむ、万歳!」とか言ってますけれど(笑)。

当時はいかにも正統派の男役が好きだったワタクシ、この頃から濃厚な存在感を放つ蘭寿にちょっと押されたのでしょう。とにかく、この公演では真面目で穏やかな性格の修道僧を演じていた、同期の壮一帆氏にときめいておりました(笑)。


『ミケランジェロ』では、巨大に岩の下敷きになって圧死する少年、ニッコロ役。

ミケランジェロ(愛華みれ)と会話して、明るく去って行ったと思いきや、突然衝撃音がして、次の瞬間、白い布に包まれた亡骸が担架に乗って登場したときは、少なからず衝撃を受けました(笑)。「さっき、袖に入って行ったばっかりやん!」みたいな(笑)。

その後、大劇場の本舞台でトップスター愛華さんと2人だけの場面があり、めっちゃ笑顔でくるくる踊っていた姿を思い出します。

『VIVA!!』は基本的に、「ハスラー」の場面での春野さんの鬼畜っぷりにやられていましたので…お察し下さい(笑)。


★2002年★

1月 大滝愛子バレエ・レッスン発表会
(バウ)
3~4月『琥珀色の雨にぬれて』ローラン/(新人公演)クロード、『Cocktail』
4月『風と共に去りぬ』
(日生劇場)ルネ
8月『月の燈影』
(バウ)次郎吉 ※バウホール公演初主演
10~11月『エリザベート』エルマー/
(新人公演)トート
12月 吉﨑憲治オリジナルコンサート『TAKARAZUKA FOREVER』
※2002年度 年度賞・新人賞受賞

さぁ、歴史が始まった!私は蘭寿とむに一気に惚れ込んだ年です。

『琥珀色の雨に濡れて』ではジゴロのひとり。「昨夜、ネズミに噛まれまして」という台詞を、一生懸命キザッて言っていました(笑)。

当時は、観たい公演は組と演出家の組み合わせで選んでいたのですが、別の組の観劇(忘れちゃった…)の時に偶然手に取ったチラシのデザインに心惹かれて、偶然観劇したのが…

そう、『月の燈影』です。

私にとっては、今でも心の宝石箱の、いちばん大切な場所に置いてある、いちばん大切な作品です。

この時の、蘭寿とむの芝居に釘付けになりました。

蘭寿と言えば、当時からダンサーとして知られていましたが、私はいちばん最初に惹かれた蘭寿の魅力と言うのは、芝居で見せる勘の良さと、絶妙な「間」の取り方。何よりも、彼女の芝居には、いちばん大切な「心」を痛いほど感じました。

気がついたら、『月燈』をリピート観劇をしていて…

気がついたら、『エリザベート』新人公演を観劇していました(笑)。

新人公演を観劇したのは、後にも先にもこれが最後。あの日、阪急宝塚駅から花の道、そして大劇場へ向かう道のりがまるで雲の上を歩いているような感覚だったこと、、そして大劇場の椅子に座った時、何とも言えない緊張感で身震いがしたことを、今でも昨日のことのように思い出します。

宝塚歌劇のファンになった1990年、ひとりのスターさんのファンになった直後に、その方が退団を発表されるという大事件(←私にとっては)がありました。それ以来、できるだけ一人のスターさんにはハマらないで、ちょっと距離を置いたファンになろうと決意した、うら若き乙女だった(はずの)ワタクシ。

しかし12年後、その決意を揺るがすほどに惚れ込んでしまった新人、蘭寿とむ。「ハマったら、この人が退団する時にどんなに辛い思いをするかわからない。止めとけ、止めとけ」と自分でもビックリするくらいブレーキをかけたのですが、この人の芝居が観たい!という気持ちには勝てませんでした…。


★2003年★

3月『恋天狗』
(バウ・ワークショップ)弥太
5~7月『野風の笛』不知火、『レビュー誕生』
6月 TCAスペシャル2003『ディア・グランド・シアター』
7月『宝塚巴里祭』
(ホテル阪急インターナショナル/第一ホテル東京)
10~11月『琥珀色の雨にぬれて』ルイ・バランタン、『Cocktail』(全国ツアー)

『恋天狗』はね~…まぁ作品がアレ(自粛)というのもあったのですが、まだ舞台人としての「華」が形成される前の時期だったので、地味でした…(涙)。併演された『おーい春風さん』で、子どもたちの元締めを演じていた矢吹翔さん(←現在、メイクアップアーティストとして活躍中のCHIHARUさん)のシブさと色気に、うっかり心奪われていました(笑)。

『野風の笛』は、主演の轟悠さんを慕う傀儡(くぐつ)のひとりとして、その他大勢の役ではありましたが(涙)、轟さんの腕に抱かれて死んでいくという、「轟さんの真の相手役」(←違)を演じていたので溜飲を下げておりました(←何者)。

『レビュー誕生』は、以前にも書きましたが、「白鳥の湖」を黒燕尾の男役が踊る場面が、本当に素敵でした!この時の舞台写真が、「モバイルタカラヅカ」初登場待ち受けだったんですよ!


★2004年★

1~2月『天使の季節』ジョルジュ、『アプローズ・タカラヅカ!』
5~6月『ジャワの踊り子』ハジ・タムロン
(全国ツアー)
7月 TCAスペシャル2004『タカラヅカ90―100年への道―』
8~9月『La Esperanza-いつか叶う-』トム、『TAKARAZUKA舞夢!』
10月 宝塚歌劇90周年記念大運動会
(大阪城ホール)
11月『ベルサイユのばら30』

私生活で大きな変化のあった1年で、そのために舞台観劇もままならない日が続きました。そのため、『天使の季節』は観劇できず…。数少ない女装が観られた、とてもとても貴重な公演でしたのに!

『La Esperanza』は、ストーリーには直接絡んでこないストーリーテラーっぽい役回し。『TAKARAZUKA舞夢!』は、やっぱりヘラクレス!けれど、水夏希や霧矢大夢が特別出演したので、あまり目立つ存在ではなかったですね。


★2005年★

1月『くらわんか』
(バウ)八五郎
3~5月『マラケシュ・紅の墓標』ギュンター、『エンター・ザ・レビュー』
4月 TCAスペシャル2005『Beantiful Melody Beautiful Romance』
7月『R-HUTTER』
(ゆうぽうと簡易保険ホール/シアター・ドラマシティ)※外部出演 
9月『Ernest in Love』
(日生劇場)アルジャノン・モンクリーフ
10月『第四十六回 宝塚舞踊会』
11~12月『落陽のパレルモ』ニコラ・ジロッティ、『ASIAN WINDS!』
12月 チャリティ・スペシャル『花の道 夢の道 永遠の道』
※2005年度 年度賞・努力賞受賞

『マラケシュ~』のギュンターは、とても印象的でした。…やっぱり死にましたけれども(笑)。

『エンター・ザ・レビュー』は、プロローグで遠野あすかと踊るシーンがとっても素敵でしたわ~☆

個人的な意見ですが、また新人公演卒業後にはよくあることですが、2003~2005年を「らんとむ暗黒時代」と勝手に呼んでいます(苦笑)。

公演での起用のされ方が一定ではなくて、また本人の持ち味とは違う役を当てられて…。この時代があるからこそ、今のらんとむがあるのだから、この時間は決して無駄ではなかったと今では思いますが、こ当時は「らんとむ、どうなるんやろう…」とよく考えていました。

その「暗黒時代」を打破するきっかけになった(とワタシが思っている)のが、日生劇場公演『Ernest in Love』。

本当に、久しぶりに「これ!ワタシが観たかったのは、このらんとむ!!」と思える舞台でした。軽やかで、爽やかで甘くて、そして何より笑顔がはじけていて!!

この時に、らんとむの相手役を務めたのが、桜一花ちゃん。この時以来、「とむいちか」は私にとって理想のカップルなのです。



『落陽~』は、あれですね、らんとむ(ニコラ)が誘拐した貴族令嬢(桜乃彩音)との会話が、なぜか恋の睦言のように聞こえたと伝説の舞台です。ワタシも観たとき、「あれ?この2人、恋が芽生えるの?」と思いましたもの(笑)。

『Asian Winds!』では、今となっては希少価値の高いチャイナドレス。…頑張ってました…(←遠い目)。


★2006年★

3~4月『スカウト』
(バウ)ショーン・フィンリー ※バウホール公演単独初主演
4月 蘭寿とむDS『Sensation!』(宝塚ホテル/第一ホテル東京)
4月25日 宙組に組替え
8月『コパカバーナ』
(博多座)サム・シルヴァー
9月 TCAスペシャル『ワンダフル・ドリーマーズ』
11~12月『維新回天!竜馬伝』徳川慶喜、『ザ・クラシック』
11月 植田紳爾演出家50周年記念スペシャル『夢のメモランダム』

らんとむ飛躍の年、と言っても過言ではないでしょう。

初めての単独主演『スカウト』は、バウホール公演のみの上演だったので観劇できず。今となっては、申し訳ない(←誰に謝っているのか)。

そして、宙組への組替え。個人的には、「よっしゃ!」と思いました。花組では実力派として組を支えてきたらんとむですが、ここで一気に華やかさとスター性と身につけて、本当の意味で「スター」になってほしい、当時の宙組はまさにその力を蓄えるのに最適の場所だと感じたのです。

そして、初期花組生として最後のお仕事が、自身初のディナーショー、『Sensation!』。

私は、録画を見ただけですが、最後にらんとむがDSオリジナル曲「Sensation!」を歌った時に、確信しました。

「ああ、この人は、トップスターを目指す覚悟をしたんだな」と。

グラフのラストインタビューにも掲載されていますが、蘭寿自身が「トップになりたい」という意識を持ち始めたのは、研5の時ということですが、その意志をファンに公にしたのは、この時だったと思います。

「トップスターになりたい」ではなく、「トップスターになる」と。

もちろん、そこまでの道のりは本人の実力、努力だけでは成し得ません。運やタイミングも少なからず影響します。

これから先、どんなに困難な道のりでも、トップスターを目指す。だから見ていてほしい。

そんなメッセージを感じた瞬間でした。



宙組生として初めての大劇場公演、『維新回天・竜馬伝!』の徳川慶喜。久しぶりにらんとむ入魂の演技を観ることができて、嬉しかった~。

『ザ・クラシック』では、やはり「運命」が素晴らしかった!!ピアノの中からバッと出てきて、すごく色っぽい眼差しで貴城けいを見つめるんですよ。素敵でした。メインは貴城と大和悠河でしたが、あの世界をリードし、操っていたのは間違いなくらんとむでした。


★2007年★

4月『NEVER SLEEP』
(バウ)サミュエル・ハート
6~7月『バレンシアの熱い花』ラモン・カルドス/ロドリーゴ・グラナドス ※役替わり、『宙・FANTASISTA!!』
9月『タカラヅカ・スカイ・ステージ 5th Anniversary Special』
(東宝)
10月『第四十八回 宝塚舞踊会』
10~11月『バレンシアの熱い花』ラモン、『宙・FANTASISTA!!』
(全国ツアー)

『NEVER SLEEP』フィナーレのリフトは、今でも私にとって「ベスト・オブ・らんとむリフト」のひとつ。抱きかかえてリフトするのではなく、逆手にした腕に相手役を乗せて、ひたすらターンの反動だけで支えるのです。本当に素敵なリフトでした。

この公演で相手役を勤めた美羽あさひとは、この後、『逆転裁判』や本公演でもよく組んでいました。娘役としての芸も華もあったまちゃみ(美羽)。タイミングが合わなくて2人がトップコンビになれなかったのは、今でもとても残念に思っています。

そして、言わずとしれた、『宙・FANTASISTA!!』。らんとむが内面に潜ませていたスター性が一気に噴出したステージでもありました。今でも、ちょっと落ち込んだ時に「宇宙ナンバーワンジゴロ」の映像を見ると、何でも出来そうな気になります(笑)。


★2008年★

2~3月『黎明の風』辰美英次、『Passion 愛の旅』
7月『雨に唄えば』
梅田芸術劇場)コズモ・ブラウン
9~11月『Paradise Prince』アンソニーブラック、『ダンシング・フォー・ユー』
10月『第四十九回 宝塚舞踊会』
※2008年度・年度賞・努力賞受賞

『Passion 愛の旅』フィナーレの大階段センター!!シンを張るという意気込みも感じられたし、とっても濃いのに男役の品がきちんとあって…。素敵だったなぁ…。

『Paradise Prince』は、らんとむに当てられたキャラクター設定に納得いかなかったので(苦笑)、1回しか観劇していません。この時は、「植田景子先生とは相性が合わないんだろうな」とか思っていました。当時の主演のキャラクターに添うと、他の配役はああいうバランスになっちゃうよなぁ…と今なら思えますが。


★2009年★

2~3月『逆転裁判』
(バウ/日本青年館)フェニックス・ライト
4~5月『薔薇に降る雨』ヴィクトール、『Amour それは…』
8~9月『逆転裁判2』
(バウ/赤坂ACTシアター)フェニックス・ライト
11~12月『カサブランカ』ヴィクター・ラズロ
11月『第五十回記念 宝塚舞踊会』
12月 TCAスペシャル『タカラヅカスペシャル2009~WAY TO GLORY~』

DVDを購入して、観劇に行かなかった(行けなかった)ことを死ぬほど後悔した『逆転裁判』(笑)。続編は、期待しすぎて…でした(苦笑)。でも、らんとむはひたすら爽やかだったので、素敵でしたよ~。

『薔薇に降る雨』のヴィクトールは、カッコよかった!!座り方からしてカッコよかった!!正塚先生ありがとー!

『Amour それは…』は、オーソドックスなタカラヅカの王道らしいレビューで、好きでした。手話を交えて「She…」を歌う場面が、本当に良かったなぁ。

この公演でまちゃみ(美羽)が卒業したのですが、らんとむからの「送る言葉」がとても愛にあふれていて…切なくなりましたね。この2人がトップコンビとして組めなかった事だけは、心残りかもしれません。

また、この公演は当時の宙組トップスター・大和悠河のサヨナラ公演。後任には花組から大空祐飛が来ることになりました。

当事者や周辺では色々な思いがあったことでしょうが、私自身は、ここで大和の後任を引き継がなくて良かったと、今でも思っています。だって、大和のサポートに徹していた時には「2番手」としての「面白味」を十分に得られていなかったと思っていたから。トップスターを盛り立てながらも、トップスターという傘の下で「遊ばせてもらう」という経験をしなければ、良いトップスターにはなれないと思っています。

その夢がかなったのが、『カサブランカ』のヴィクター・ラズロ。これは、本当に素敵だった…。久しぶりに、蘭寿の「本気の芝居」を観た、と思いました。


★2010年★

3~4月『シャングリラ-水之城-』
(DC/日本青年館)嵐(ラン)
5~6月『トラファルガー』ナポレオン・ボナパルト、『ファンキー・サンシャイン
9月『"R"ising!!』
(バウ/昭和女子大学人見記念講堂)
11~12月『誰がために鐘は鳴る』アグスティン
12月『タカラヅカスペシャル2010』
(梅田芸術劇場)

『シャングリラ』は、プロローグのダンスが、魂抜かれるほどにカッコよかった!!まだプロローグしか終わっていないのに、息も絶え絶えでした(笑)。

『トラファルガー』は、ナポレオン。個人的には、髪形が微妙でした(笑)。『ファンキー・サンシャイン』は、やっぱりプラズマダンサーよねー!!衣装が何とも言えなかったけど…。

そして満を持しての初コンサート、『"R"ising!!』。

もう、全てが感動で、全てが美しくて、全てが夢のようで…。本当に、頭の中が真っ白になるくらいに幸せな時間でした。「ワン・ナイト・オンリー」で踊る黒燕尾のソロは、今でも私にとって「マイ・ドリーム・オブ・らんとむ」のひとつです(←何だそりゃ)。

『誰が為~』のアグスティンは、情熱的でした!らんとむダッシュも堪能できたし(←そこ?)。この公演中に花組トップスター就任が決まったのですが、すごいオーラが出ていましたね。

トップスターになる前に蓄えるべき力と時間をきちんと与えてくださった祐飛さんには、今でも心から感謝しています。先日はお忙しい中、らんとむサヨナラ公演観劇にお越しくださってありがとうございました!(←何故かお手紙)


★2011年★

3月 蘭寿とむDS『MUGEN!』
(宝塚ホテル/ホテルグランドパレス)
4月25日 花組に組替え 花組トップスターに就任
5月 チャリティスペシャル『愛の旋律~夢の記憶』
6~7月『ファントム』ファントム ※花組トップスター大劇場公演お披露目
10~11月『小さな花がひらいた』茂次、『ル・ポァゾン 愛の媚薬』
(全国ツアー)
11月『第五十一回 宝塚舞踊会』
12月『タカラヅカスペシャル2011~明日に架ける夢~』
※2011年度・年度賞・優秀賞受賞
※2011年度・阪急すみれ会パンジー賞・男役賞受賞

東日本大震災が起こった年でした。東京もパニック状態で、平静を装ってはいても、心のどこかが常に緊張状態だったある日、私のもとに届いたひとつの小包。

前年のコンサート『"R"ising!!』のライブDVDでした。

再生して、らんとむの輝く笑顔を見たとたん、涙がぼたぼた出てきて、思わず号泣しました。強張った感情が、一気にほどけていったような…。

まさに、「君の笑顔に励まされ 君の言葉に勇気をもらった」瞬間。そして、私にとってこの人は光なのだと、改めて実感した瞬間でもありました。

そして迎えたお披露目公演『ファントム』。大劇場公演千秋楽、らんとむの誕生日とちょうど重なった東京公演初日の終演後は、感無量でした。あの時のスタンディングオベーションの拍手…今でも思い出すだけで幸せのあまり涙がにじんできます。

東北をめぐり、被災者とも交流した全国ツアー。全てがキラキラ輝く思い出です。


★2012年★

1月『復活-恋が終わり、愛が残った-』ネフリュードフ、『カノン』
4~5月『長い春の果てに』ステファン、『カノン』
(全国ツアー)
7~8月『サン=テグジュペリ』サン=テックス、『CONGA!!』
11~12月月『Stereak of Light-一筋の光…-』
(日本青年館/DC)
12月 タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ』

この年は旅生活が死ぬほど忙しくて、『復活』を最後にちゃんとレポが書けなくなってしまったのですが…。『復活』は最前列で観劇できた思い出が忘れられません。らんとむの横顔の美しかったこと…。

『CONGA!!』は、らんとむが死ぬまでやっていたいと思っていたほどですから(笑)、そりゃもう素敵でしたわ~☆でも、個人的には黒燕尾の大階段が観たいぞ…と密かに思っていた頃です。

SoLの「すみれのボレロ」は素敵じゃった…。男役だけでなく娘役さんも、というところに、らんとむの組に対する愛が感じられました。


★2013年★

1月『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』アンドレ・グランディエ ※特別出演
1月『宝塚歌劇 物故者音楽慰霊祭』
2~3月『オーシャンズ11』ダニー・オーシャン
6~7月『戦国BASARA―真田幸村編―』
(東急シアターオーブ)真田幸村
7月 宝塚音楽学校創立100周年記念式典『百年(ももとせ)の道』
8~9月『愛と革命の詩(うた)-アンドレア・シェニエ-』アンドレア・シェニエ、『Mr.Swing!』
10月7日 退団発表
12月 蘭寿とむDS『T-ROAD』
(宝塚ホテル/パレスホテル東京)

怒涛の快進撃を見せる2013年。

まずは、『ベルばら』のアンドレ!やっぱりタカラジェンヌとしては、一度は『ベルばら』に出て欲しいなぁ、演じて欲しいのはやっぱりアンドレだよなぁと思っていたところでしたので、決まった時は狂喜乱舞でした(笑)。

そして、一気にファンを拡大したという『オーシャンズ11』!!

ラインナップが発表された当初は、たった1年前に上演された作品の再演なんて…ショーじゃないなんて…と不貞腐れていましたが、いざ始まってみたら、蘭寿とむ史上最強のカッコよさ!!そして花組の団結感と一体感!!パズルのピースがぴったりとハマったかのような、全てが奇跡のような会心の舞台でした。

「歌劇」5月号の「蘭寿とむを送る言葉」で、小池修一郎先生が『オーシャンズ11』再演の経緯をお話していらっしゃるのですが、それを読んで、もう小池先生には頭が上がらないと思いました(笑)。安易な人気作品の再演ではなく、蘭寿のことを考えた上での再演だったのですね。先生、ありがとうございます!!

そして『戦国BASARA』。この学年で、この立場で観られるとは思っていなかったゲーム物の主演。元祖ゲーム物主演者ですから全く心配はしていなかったけれど、やっぱり楽しかった!

そして…10月7日の退団発表。『愛と革命の詩』東京公演が終わってからの発表だとばかり思っていたので、大劇場
公演が終わったばかりのタイミングでの発表にはちょっと意表を突かれましたが、ちょうど旅の合間の出来事だったので、タイムリーに情報を追うことができました。

『愛と革命の詩』、そして『Mr Swing!』。どちらも本当に良かった…。

『CONGA!!』も好きですが、宝塚のショーとしての完成度の高さ、構成力は『Mr Swing!』に軍配を上げたいと思います。コミカルなシーンもありながら、どの場面も品があって、まとまりがあって…。そして大階段の黒燕尾!!泣けるほどに美しかった…。

この年の初め早々に青森を旅して、2011年全国ツアーの足跡を巡ったのも良い思い出です。らんとむとらんちゃん月ーショット撮影した場所を探し当て、本人たちになりきって撮影した写真(笑)は、今でも大事な宝物です。じょっぱりも美味しかったよ、らんとむー!


★2014年★

2~3月『ラスト・タイクーン-ハリウッドの帝王、不滅の愛-』モンロー・スター、『TAKARAZUKA∞夢眩』
3月『宝塚をどり』、『花詩集100!!』 ※特別出演
4月 宝塚歌劇100周年 夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』
4月 宝塚歌劇団100周年記念式典『虹の橋 渡り続けて』
5月11日 退団

円熟と集大成の時間。

いよいよサヨナラ公演。大劇場公演と東京公演の間に色々な特別イベントが入ってきて、卒業までのプロセスとしては異例のことばかりでしたけれども、逆に、いちばん幸せな卒業の仕方だな…と思います。これも、100周年と言う年に、トップスターとして立つことができたからですね。

正直に言って、100周年の時に宝塚で蘭寿とむの舞台を観られるとは、思っていませんでした。

だからこそ、今この時間は、本当に奇跡なのです。

* * *

18年もの間、全てをかけて、「夢」に向かい、闘い抜いてくれた蘭寿とむ。

宝塚の舞台で、蘭寿とむと奇跡の時間を分かち合えるのは、もう今日と明日だけ。ありったけの想いを胸に、劇場へ向かいます。



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